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[アニメ] 超訳百人一首 うた恋い。第7話 感想



 アニメはニコニコ動画で一週間無料配信されているものを見ています。
 コメント付きで動画を見るのに慣れてしまうと、コメントの流れない動画が寂しくて仕方ないんですよね~。もう元の体には戻れない!!!
 そんなわけで地上波より大分遅れまして、今さら第7話の感想です。

 うた恋い。

 原作全部読んでます!! アニメも1話からずーっと見てます!!!
 もう言えることは一つだけですよ。

 好き!!!

 どのお話もたいへん萌えるんですが、萌え狙い感が薄いというか、キャラクターが血肉を伴っている感じがするというか……。人間の根本的な情動を揺さぶってくる気がするんですね。
 実在の人物を扱っているところも大きいと思います。
 「本当にこういう人だったのかもしれない」「本当にこういうことを考えてうたを残したのかも」「千年以上前にこういう人がこういうふうに生きていたのかもしれない」……そんなふうに考えると、感動もひとしお。

 さて、そんなうた恋いの第7話は、「義孝と源保光の娘 藤原義孝」と、「高内侍と道隆 儀同三司母」です。

 導入はおなじみの定家から。
 定家な~、アニメの定家はやりすぎ感がいなめない……。説明は必要だけど小芝居はいらんのよ~。原作の定家メモ程度でオッケーよ~。
 まぁ、たぶん最終回に定家のお話が来るんだと思うので、それまでのつなぎでしょうか。毎回の小芝居あってこそラストの感動がアップするのかもしれん。
 でもなんで道路工事なのかな? 藤原氏が多すぎて大渋滞起こしてるってこと?? わからん。

 さて本編。完璧超人&浮き世離れした藤原義孝さんのお話です。
 このお話嫌いじゃないんですけど、原作ではラストの衝撃以外それほど印象に残りませんでした。さら~っと読めちゃう普通のお話って感じで。
 そうだなぁ……、義孝さんがいい人すぎて怖いっていうか、浮き世離れしすぎて考え方が常人とかけ離れたところにある気がするっていうか。あんまり感情移入できるキャラじゃないんですよね、私的に。

 義孝は、「一日一日を悔いのないものにすると決めているからいつ死んでもかまわない」と言います。
 対して道隆は「あいにく俺は悔いばかりなんだ」と言います。

 私は道隆の方が好きなんですよ。
 だって~。人間そんなに毎日全力で生きてられっかよ!!
 だいたい、全力で生きていたとしても、「これが全力だから悔いはない」と感じるのは、自分で自分を制限することではないの? だとすれば、それは「全力で生きていたい自分」と矛盾しないんですかい??? というか、「どれだけ全力で生きていても絶対に悔いが残る」っていうのが、逆に言えば精いっぱい生きている証ではないの???
 ……と、ちょっとこざかしいことを言いましたが。なんとなく義孝は物わかりのいい世捨て人に見えちゃうんですよね~。

 しかしこのお話は、そんな義孝が現世への未練を知るお話です。

 色々あった末、「私は自分が知る以上に欲深いようだ」と言う義孝。
 そうだよ! そうでなくっちゃ!!(←一人盛り上がる私)

 義孝はうたを詠みます。

 君がため をしからざりし 命さへ ながくもがなと 思ひけるかな
 (いつ死んでもいいと思っていた 君に会うまでは 君に会えた今 いつまでも君といられたらと 僕は願っている)

 はふぅ~。いいですね~!
 その後の義孝の運命を知るとなおさら感じるところがあります……。
 私の中で義孝がブレイクしたのは『うた変。』からですが、この和歌は元々大好きでした!!

 それにしても、声がつくとやっぱり違いますね~。義孝の声は石田彰さん。声優に疎い私でも名前知ってる!!
 義孝にさほど興味のなかった私ですが、ちょっぴりくらくら~っときましたw
 義孝の儚さとかが増量してた気がします!!

 後半は高内侍と藤原道隆のお話。
 道隆の告白はストレートですな~。そんな道隆にひかれつつ、身分差など、先の不安を考えると素直になれない高内侍。

 「今はよくても気持ちはいつか冷めるもの」っていうのは、誰だって抱く不安ですよね。当時は通い婚なので、なおさらだったんじゃないかな。
 嫉妬にさいなまれたくないっていうのもよくわかります。理知的な人間が恋に狂うのはちと難しい。
 でもやっぱり恋の炎は止められないんですかね~?

 高内侍は道隆に素直な感情をぶつけて、道隆はそれを受け入れ、めでたしめでたし。
 でも人の心は絶対じゃないよね~?

 忘れじの 行く末までは かたければ けふを限りの 命ともがな
 (一生君だけだと あなたは誓うけれど 人の心は移ろうわ だから私は今日死にたい 最高に愛されたまま)

 終わり。
 言ってみればこれだけの話なんですが、グッときます。

 私の好きなシーンは、高内侍が道隆に「一生私が一番ですよ。一生あなたは私だけのものですよ」と言って、道隆が「上等だ! 君のその澄ました顔の裏の情熱が俺は好きなんだ」と言うところですね。
 このお話のまさに見せ場シーンです。
 このとき高内侍は……もちろん本気だと思いますが、道隆の言葉が「この場限りの真実」でもいいと思って言っているんだと思うんです。だって、人の心は移ろうものだから。
 それに「嫉妬は醜い」(=「独占欲は醜い」)と考えている高内侍が、道隆に「私はこういう女ですよ」と宣言しているセリフでもあると思うんですね。「それでも私と結婚しますか?」みたいな。
 流れているコメントの中には「ヤンデレ」っていう言葉もありましたけど、本気で人を欲しいと思えばたぶんこうなるんだと思います。でもそれが醜いこともちゃんと理解している。
 それに対して道隆は、「上等!」「むしろそんな君が好きなんだ!」
 とっくにまるっとお見通しの上での全肯定!!

 リア充爆発しろ!!!!

 ふぅ……。

 あぁ、でも、孫の道雅が! 道雅がっ! っあああああああああ!!!!
 実在の人物を扱っているのはある意味残酷ですね……。でもやっぱり、だからこそ感慨も深いのでしょう。

 次回のうた恋いも楽しみです!


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